変形性膝関節症
- 朝起きて最初の一歩で、膝がズキッと痛む
- 階段の上りよりも、下りの方が特につらい
- 長く歩いたあと、膝が腫れたり熱っぽくなる
- 正座やしゃがむ動作が怖くてできない
- 膝に水が溜まり、何度も注射で抜いている
- 病院では「年齢のせい」「軟骨がすり減っている」と言われた
- 湿布や痛み止めでは良くならず不安を感じている
変形性膝関節症とは?|篠崎あさひろ鍼灸整骨院
変形性膝関節症とは、
膝関節の中でクッションの役割をしている「関節軟骨」がすり減り、炎症や変形が起こることで痛みや動かしづらさが生じる状態を指します。

膝は、
・体重を支える
・歩く
・立ち上がる
・階段を上り下りする
といった、日常生活のあらゆる動作で酷使される関節です。
そのため、わずかなバランスの崩れでも負担が集中しやすい特徴があります。
膝関節の構造と役割
膝関節は主に、
・大腿骨(太ももの骨)
・脛骨(すねの骨)
・膝蓋骨(お皿)
の3つの骨で構成されています。
これらの骨が直接ぶつからないよう、
関節の表面は関節軟骨で覆われています。
この関節軟骨には、
・衝撃を吸収する
・動きを滑らかにする
という重要な役割があります。
しかし軟骨は、
血流がほとんどなく、再生力が非常に弱い組織です。
そのため、一度すり減ると自然に元通りになることは難しいとされています。

なぜ痛みが出るのか?
「軟骨がすり減る=痛い」と思われがちですが、
実は軟骨そのものには痛みを感じる神経はありません。
では、なぜ痛みが出るのでしょうか。
軟骨が減少すると、
・骨同士の距離が近くなる
・関節内に過剰な刺激が加わる
・炎症が起きる
その結果、
骨膜・靭帯・関節包・滑膜といった
「痛みを感じる組織」にストレスがかかり、痛みとして認識されるのです。
変形性膝関節症は“段階的に進行”する
変形性膝関節症は、
ある日突然ひどくなる病気ではありません。
多くの場合、
以下のような段階的な変化をたどります。
・初期:動き始めだけ違和感や軽い痛み
・中期:歩行や階段で痛みが出る、腫れや水が溜まる
・進行期:常に痛みがあり、可動域が制限される
特に注意が必要なのは、
初期〜中期の段階では「休めば治る」と誤解されやすいことです。
この時期に適切なケアを行うかどうかで、
その後の進行スピードは大きく変わります。
レントゲン所見と症状は一致しないことも多い
病院でレントゲンを撮り、
「そこまで変形していません」と言われたのに痛い。
逆に、
「変形しています」と言われたのに痛みが少ない。
このようなケースは、実は珍しくありません。
それは、
痛みの原因が軟骨の状態だけで決まるわけではないからです。
・筋肉の硬さ
・関節の動きの悪さ
・姿勢や歩き方のクセ
こうした要素が重なることで、
レントゲン以上に強い痛みを感じることもあります。
だからこそ「膝だけを見ない治療」が重要
変形性膝関節症を改善・予防するためには、
単に膝関節だけを見るのではなく、
・股関節
・足首
・骨盤
・体重のかかり方
といった、全身のバランスを含めて評価することが欠かせません。
膝は「結果として痛みが出ている場所」であり、
原因は別の部位にあることが非常に多いのです。

次の章では、
なぜそのような状態が起こるのか、
【3、変形性膝関節症になる原因は?】
について、さらに具体的に解説していきます。
変形性膝関節症になる原因は?|篠崎あさひろ鍼灸整骨院
変形性膝関節症は、
「年齢を重ねたから自然に起こるもの」と思われがちですが、
実際には複数の原因が重なって膝に過剰な負担がかかり続けた結果として起こる状態です。
ここでは、
当院での臨床経験をもとに、
特に重要な原因をわかりやすく解説します。
① 加齢による関節・筋肉の機能低下
年齢を重ねると、
・関節軟骨の弾力性が低下する
・関節を安定させる筋力が落ちる
・回復力が弱くなる
といった変化が起こります。
これにより、
歩行や立ち上がり時の衝撃をうまく吸収できず、
膝関節に直接ストレスが加わりやすくなるのです。
ただし重要なのは、
「加齢=必ず膝が痛くなる」わけではない、という点です。
同じ年齢でも、
膝に痛みが出る人と出ない人がいるのは、
身体の使い方や筋肉の状態に大きな差があるからです
。
② O脚・X脚など脚の歪み(アライメント異常)
変形性膝関節症の方に非常に多く見られるのが、
O脚やX脚といった脚の歪みです。
O脚の場合、
体重が膝の内側に集中しやすく、
その部分の軟骨が集中的にすり減っていきます。
逆にX脚では、
膝の外側に負担が偏りやすくなります。
このように、
膝関節の一部だけが酷使される状態が続くことで、
炎症や変形が進行しやすくなります。

③ 太もも・お尻の筋力低下
膝を守るために特に重要なのが、
・太ももの前側(大腿四頭筋)
・太ももの裏側(ハムストリングス)
・お尻の筋肉(中殿筋)
これらの筋肉です。
これらが弱くなると、
歩行時や立ち上がり動作で
膝関節だけが体重を受け止める状態になってしまいます。
結果として、
「膝が悪いのではなく、膝に負担をかける身体になっている」
という状況が生まれます。
④ 姿勢・歩き方のクセ
一見、膝とは関係なさそうに見える
姿勢や歩き方も、実は大きな原因です。
・猫背
・反り腰
・片足重心
・ペタペタとした歩き方
これらはすべて、
体重のかかり方を乱し、
膝への負担を増やします。
特に、
骨盤が不安定な状態で歩いている方は、
膝がブレーキ役を担い続け、痛みが出やすくなります。

⑤ 過去のケガや生活習慣の影響
・半月板損傷
・靭帯損傷
・スポーツでの膝の酷使
これらの既往がある場合、
膝関節の安定性が低下し、
変形性膝関節症へ移行しやすくなります。
また、
・体重増加
・長時間の立ち仕事
・正座やしゃがみ動作が多い生活
なども、
膝への慢性的な負担として積み重なっていきます。
「膝が原因」ではなく「膝に負担が集まる身体」が問題
ここまで見てきたように、
変形性膝関節症の本質は、
膝そのものが悪くなったのではなく、膝に負担が集中する身体の状態が続いていたことにあります。
そのため、
・膝だけをマッサージする
・痛いところだけを治療する
といった対応では、
根本的な改善にはつながりにくいのが現実です。
次の章では、
この状態を放置してしまうと、
身体にどのような影響が出るのかを解説します。
変形性膝関節症を放置・悪化するとどうなるの?|篠崎あさひろ鍼灸整骨院
変形性膝関節症は、
自然に治ることはほとんどなく、放置すると徐々に進行していく特徴があります。
特に、
「痛いけれど我慢できる」
「動けているから大丈夫」
という段階で何も対処しないことが、
症状を長期化・重症化させる大きな要因になります。

痛みが慢性化し、頻度と強さが増していく
初期の段階では、
・動き始めだけ痛い
・長く歩いた後に痛む
といった症状が中心ですが、
放置すると次第に、
・歩行中ずっと痛い
・少し動いただけで膝がズキズキする
・安静にしていても違和感やうずくような痛みが出る
など、痛みの頻度と強さが明らかに増加していきます。
この段階になると、
日常生活のあらゆる場面で膝を意識せざるを得なくなります。
膝をかばうことで、他の部位まで痛めてしまう
膝が痛いと、
無意識のうちに痛くない側へ体重をかける動作が増えます。
その結果、
・反対側の膝
・股関節
・腰
・足首
といった部位にまで負担が広がり、
膝以外の痛みを訴えるようになるケースが非常に多くなります。
「最初は膝だけだったのに、最近は腰や股関節もつらい」
という方は、
まさにこの状態に陥っている可能性があります。

動かなくなることで筋力が低下し、悪循環に陥る
痛みを避けるために動かなくなると、
太ももやお尻の筋肉は急速に衰えていきます。
筋力が落ちると、
・膝関節を支える力が弱くなる
・関節が不安定になる
・さらに膝に負担が集中する
という負のスパイラルが始まります。
この悪循環が続くと、
「少し動いただけで痛い → さらに動かなくなる」
という状態に陥り、改善が難しくなってしまいます。
関節の変形が進み、動かせる範囲が狭くなる
変形性膝関節症が進行すると、
関節の変形が進み、
・膝が完全に伸びきらない
・深く曲げられない
・正座やしゃがみ動作ができない
といった可動域制限が強くなります。
この状態では、
日常生活のちょっとした動作ですら
大きなストレスを感じるようになります。

最終的に手術を検討せざるを得なくなることも
重度まで進行した場合、
保存療法(リハビリ・注射・施術)では対応が難しくなり、
人工膝関節置換術を勧められるケースもあります。
手術自体が悪いわけではありませんが、
・入院やリハビリが必要
・身体への負担が大きい
・元の膝と同じ感覚には戻らない
といった現実も理解しておく必要があります。

だからこそ「早めの対処」が何より重要
変形性膝関節症は、
早い段階で適切なケアを始めることで、進行を抑え、痛みを軽減できる可能性が高い症状です。
・まだ歩けるから
・我慢できる痛みだから
そう思っている今こそが、
身体を見直す最も重要なタイミングです。
次の章では、
実際にどのような治療・セルフケアを行えばよいのか、
【5、変形性膝関節症の治療方法・セルフケアの方法は?】
を、当院の考え方も含めて詳しく解説していきます。
変形性膝関節症の治療方法・セルフケアの方法は?|篠崎あさひろ鍼灸整骨院
変形性膝関節症の治療で最も重要なのは、
「痛みを抑えること」だけを目的にしないことです。
なぜなら、
痛みはあくまで結果であり、
膝に負担をかけ続けている原因を改善しなければ、症状は繰り返されてしまうからです。
ここでは、
病院での一般的な治療と、
篠崎あさひろ鍼灸整骨院が考える根本改善のための治療・セルフケアについて詳しく解説します。

病院(整形外科)で行われる一般的な治療
整形外科では、主に以下のような治療が行われます。
・痛み止め(内服薬)
・湿布や外用薬
・ヒアルロン酸注射
・電気治療
これらは、
炎症や痛みを一時的に抑えることを目的とした治療です。
痛みが強い時期には有効ですが、
・なぜ膝に負担がかかっているのか
・なぜ症状が繰り返されるのか
といった部分へのアプローチは少なく、
「楽になるが、しばらくするとまた痛くなる」
という声が多いのも事実です。

篠崎あさひろ鍼灸整骨院が考える治療の考え方
当院では、
変形性膝関節症=膝だけの問題ではない
と考えています。
膝はあくまで「結果として痛みが出ている場所」であり、
本当の原因は、
・股関節や足首の動き
・骨盤や姿勢の歪み
・筋肉や筋膜の硬さ
・体重のかかり方、歩き方
といった、身体全体のバランスの崩れにあります。
① 丁寧な検査・評価で原因を見極める
まず行うのが、
膝だけにとらわれない全身の評価です。
・膝関節の可動域
・股関節・足首の動き
・左右の筋力バランス
・立ち方、歩き方
を細かく確認し、
なぜ膝に負担が集中しているのかを明確にします。
これを行わずに施術をしても、
根本的な改善にはつながりません。
② 筋膜リリース・手技療法による負担軽減
膝の痛みがある方の多くは、
太もも・お尻・ふくらはぎの筋肉や筋膜が硬くなっています。
当院では、
筋膜リリースや手技療法によって、
・筋肉の緊張を緩める
・関節の動きをスムーズにする
・膝へのストレスを分散させる
ことを目的とした施術を行います。
膝だけでなく、
膝に影響を与えている周囲の組織まで調整するのが特徴です。

③ 鍼灸治療による炎症・痛みへのアプローチ
変形性膝関節症では、
関節周囲の炎症や深部の筋緊張が
痛みを強めているケースが多く見られます。
鍼灸治療では、
・血流を促進する
・炎症を鎮める
・神経の興奮を抑える
といった作用が期待でき、
慢性的な膝の痛みと非常に相性の良い治療法です。
「マッサージでは届かない深い部分が楽になる」
と感じる方も多くいらっしゃいます。

④ 運動療法・セルフケア指導で再発を防ぐ
施術だけでなく、
正しい身体の使い方を身につけることが非常に重要です。
当院では、
・太もも前後の筋力トレーニング
・お尻の筋肉を使うエクササイズ
・股関節・足首のストレッチ
など、
症状や体力レベルに合わせた
無理のないセルフケアを指導します。
「痛いから動かさない」のではなく、
正しく動かすことで膝を守る身体を作ることが目的です。
自宅でできるセルフケアのポイント
変形性膝関節症の方に共通して大切なのは、
・急に無理をしない
・痛みが強い時は休む
・冷やしすぎず、血流を意識する
ことです。
特に、
太ももの筋力維持と柔軟性は
膝を守るための大きなポイントになります。
「何をすればいいかわからない」
という方ほど、
自己流ではなく専門家の指導を受けることをおすすめします。
変形性膝関節症は「諦める症状」ではありません
変形性膝関節症は、
確かに加齢や軟骨の変化が関係します。
しかし、
だからといって
「もう良くならない」「付き合うしかない」
と諦める必要はありません。
膝に負担をかけている原因を見つけ、
正しく整えていくことで、
・痛みの軽減
・歩行の安定
・日常生活の不安解消
は十分に目指せます。
篠崎あさひろ鍼灸整骨院では、
柔道整復師・鍼灸師の国家資格者が、
一人ひとりの状態に合わせた
オーダーメイドの施術とセルフケア指導を行っています。
「この膝の痛み、これ以上悪くしたくない」
そう思った今こそ、
身体を見直す最適なタイミングです。

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