脊柱管狭窄症
- 10分〜15分ほど歩くと、足にしびれや痛みが出て歩けなくなる
- 少し前かがみになって休むと、また歩けるようになる(間欠性跛行)
- 立っているだけで足がジンジンしてくる
- 腰を反らすと症状が悪化する
- 自転車に乗っている時や、カートを押している時は楽に感じる
- 朝よりも夕方〜夜にかけて症状が強くなる
- 足の感覚が鈍くなり、地面を踏んでいる感覚が弱い
- つまずきやすくなった、足が上がりにくい
脊柱管狭窄症とは?|篠崎あさひろ鍼灸整骨院
脊柱管狭窄症とは、背骨の中にある「脊柱管」という神経の通り道が何らかの原因で狭くなり、その中を通る神経が圧迫されることで、痛みやしびれ、歩行障害などが起こる疾患です。

まずは構造から理解しておきましょう。
背骨(脊椎)は、椎骨と呼ばれる骨が積み重なってできており、その中央にはトンネル状の空間があります。
これが「脊柱管」です。
この脊柱管の中には、脳から続く「脊髄」や、そこから枝分かれした「神経根」が通っています。
つまり、このスペースが狭くなるということは、神経が圧迫されるということを意味します。
この神経の圧迫こそが、脊柱管狭窄症の本質です。
特に多いのが「腰部脊柱管狭窄症」で、腰の部分で神経が圧迫されることにより、お尻や足に症状が出るのが特徴です。
ここで重要なのは、「腰が原因なのに、足に症状が出る」という点です。
・お尻が痛い
・太ももがしびれる
・ふくらはぎが張る
・足先の感覚が鈍い
これらはすべて腰から出ている神経の影響であり、「足の問題ではない」という点を理解することが大切です。
また、脊柱管狭窄症にはいくつかのタイプがあります。
① 神経根型
片側の神経が圧迫されることで、左右どちらか一方の足にしびれや痛みが出ます。
比較的初期に多く見られ、症状の範囲が限定的なのが特徴です。

② 馬尾型
脊柱管の中央部分が狭くなり、複数の神経が圧迫される状態です。
両足にしびれが出たり、排尿障害などの重い症状が出ることもあります。

③ 混合型
神経根型と馬尾型の両方の特徴を併せ持つタイプです。
症状が複雑で、慢性化しやすい傾向があります。
さらに、脊柱管狭窄症の特徴的なポイントとして、「姿勢によって症状が変化する」という点があります。
・腰を反らす → 症状が悪化
・前かがみになる → 症状が軽減
これは、前かがみになることで脊柱管が広がり、神経の圧迫が一時的に軽減されるためです。
そのため、
・自転車は乗れるが歩くのはつらい
・買い物カートを押していると楽
といった特徴的な訴えが多く見られます。
ここで誤解されやすいのが、「画像診断だけでは判断できない」という点です。
実際に、MRIやレントゲンで狭窄が見つかっても症状がない人もいれば、逆に画像上は軽度でも強い症状が出ている人もいます。
つまり、重要なのは
「どれだけ狭いか」ではなく「神経にどれだけ負担がかかっているか」
という視点です。
当院では、画像だけに頼るのではなく、
・姿勢分析
・関節の動き
・筋肉や筋膜の状態
・神経の反応
といった「動的評価」を重視しています。
これにより、単なる対症療法ではなく、「なぜ神経が圧迫されているのか」を明確にし、根本的な改善を目指すことが可能になります。
脊柱管狭窄症は確かに進行性の側面を持つ疾患ですが、適切な対応を行えば症状のコントロールや改善は十分に可能です。
次の章では、その原因についてさらに詳しく解説していきます。
脊柱管狭窄症になる原因は?|篠崎あさひろ鍼灸整骨院
脊柱管狭窄症は「加齢によるもの」と説明されることが多いですが、実際にはそれだけが原因ではありません。
臨床現場では、複数の要因が重なり合って発症・悪化しているケースがほとんどです。
つまり、原因を正しく理解することで「改善できるポイント」も明確になります。
ここでは、脊柱管狭窄症の主な原因をわかりやすく解説していきます。
① 加齢による変性(骨・椎間板・靭帯)
まず基本となるのが、加齢による身体の変化です。
年齢とともに、
・椎間板が潰れて薄くなる
・骨が変形し、骨棘(こつきょく)ができる
・黄色靭帯が厚くなる
といった変化が起こります。
これにより、脊柱管のスペースが徐々に狭くなり、神経が圧迫されやすい状態になります。
ただし重要なのは、同じように変形していても症状が出る人と出ない人がいるという点です。
つまり、「構造的な変化」だけではなく、「機能的な問題」が大きく関与しています。
② 姿勢不良(反り腰・猫背)
現代人に非常に多いのが、姿勢の崩れによる影響です。
特に以下のような姿勢は、脊柱管に大きな負担をかけます。
・反り腰(腰椎の過伸展)
→ 脊柱管が狭くなり、神経を圧迫しやすい
・猫背(骨盤後傾+胸椎後弯)
→ 神経の通りが悪くなり、血流が低下
長時間のデスクワークやスマホ操作によって、このような姿勢が習慣化すると、慢性的に神経へのストレスが蓄積されます。

③ 筋肉・筋膜の硬さ(特に股関節周囲)
見落とされがちですが、非常に重要なのが「筋肉の硬さ」です。
特に以下の筋肉が関与します。
・腸腰筋(腰と股関節をつなぐ筋肉)
・大殿筋(お尻の筋肉)
・梨状筋(坐骨神経に関係)
・ハムストリングス(太もも裏)
これらの筋肉が硬くなると、
・骨盤の動きが悪くなる
・腰椎に負担が集中する
・神経の滑走(動き)が制限される
といった状態になり、神経圧迫を助長します。
特に梨状筋の緊張は、坐骨神経を直接圧迫するため、しびれを強く感じる原因になります。
④ 関節の可動域低下(背骨・股関節)
背骨や股関節の動きが悪くなると、本来分散されるはずの負担が一箇所に集中します。
例えば、
・股関節が硬い → 腰で代償する
・胸椎が動かない → 腰に負担が集中
このような状態が続くことで、腰椎に過剰なストレスがかかり、脊柱管狭窄を悪化させます。
⑤ インナーマッスルの低下
身体を支える「インナーマッスル(深層筋)」が弱くなることも大きな原因です。
特に重要なのが、
・腹横筋
・多裂筋
これらはコルセットのように腰を安定させる役割がありますが、弱くなると、
・姿勢が崩れる
・腰椎が不安定になる
・神経への負担が増える
という悪循環が起こります。
⑥ 血流低下・神経の栄養不足
神経は非常にデリケートな組織であり、血流によって栄養が供給されています。
しかし、
・筋肉の緊張
・運動不足
・長時間同じ姿勢
などにより血流が悪くなると、神経の回復力が低下し、しびれや痛みが慢性化します。
⑦ 間違ったセルフケア・生活習慣
自己流のケアが逆効果になるケースも多く見られます。
例えば、
・強く揉みすぎる
・無理に腰を反らすストレッチ
・痛みを我慢して運動する
これらは一時的に楽になったように感じても、結果的に神経への負担を増やしてしまう可能性があります。
【重要】原因は「一つではない」
脊柱管狭窄症は、
・骨の問題
・筋肉の問題
・姿勢の問題
・神経の問題
これらが複雑に絡み合って起こる疾患です。
そのため、
「電気だけ」「マッサージだけ」では改善しにくい
という特徴があります。
当院では、これらの原因を一つひとつ丁寧に評価し、
・どこに負担が集中しているのか
・なぜ神経が圧迫されているのか
を明確にした上で施術を行います。
原因にアプローチすることで、単なる一時的な改善ではなく、「根本的な改善」を目指すことが可能です。
次の章では、放置した場合のリスクについて詳しく解説します。
脊柱管狭窄症を放置・悪化するとどうなるの?|篠崎あさひろ鍼灸整骨院
脊柱管狭窄症の治療方法・セルフケアの方法は?|篠崎あさひろ鍼灸整骨院
脊柱管狭窄症の改善には、「神経の圧迫を減らすこと」と「再発しにくい身体を作ること」の両方が重要です。
単に痛みを和らげるだけでは、一時的に楽になっても再発を繰り返してしまいます。
そのため当院では、その場の症状改善+根本改善+再発予防という3つの視点から施術を行っています。
ここでは具体的な治療内容と、ご自宅でできるセルフケアを詳しく解説します。
① 筋膜リリース・手技療法(神経の圧迫を軽減)
脊柱管狭窄症の方は、腰だけでなく「お尻・股関節・太もも」の筋肉が非常に硬くなっています。
この筋肉の硬さが神経の圧迫を助長しているため、まずは筋肉・筋膜の緊張を緩めることが重要です。
当院では、
・梨状筋(坐骨神経に関係)
・大殿筋
・腸腰筋
・ハムストリングス
といった筋肉に対して、深部までアプローチする施術を行います。
これにより、
・神経の滑走改善
・血流改善
・しびれの軽減
が期待できます。
単なるリラクゼーションではなく、「神経症状を改善するための施術」である点が特徴です。

② 鍼灸治療(深部へのアプローチ)
脊柱管狭窄症では、深い部分の筋肉や神経周囲の血流低下が大きく関与しています。
鍼灸はその深部に直接アプローチできるため、非常に有効です。
主な効果として、
・神経周囲の血流改善
・炎症の抑制
・痛みの軽減(鎮痛効果)
・自律神経の調整
が挙げられます。
特に「しびれがなかなか取れない」「慢性化している」という方には、鍼灸を併用することで改善スピードが高まるケースが多く見られます。

③ 骨盤・背骨矯正(構造の改善)
姿勢の歪みや関節のズレは、神経への圧迫を慢性的に引き起こします。
当院では、身体への負担を最小限に抑えた「ソフトな矯正」を行い、
・骨盤の傾き
・背骨の配列
・関節の可動域
を整えていきます。
これにより、
・脊柱管への圧迫軽減
・姿勢改善
・再発予防
につながります。
「ボキボキされるのが怖い」という方でも安心して受けていただける施術です。

④ インナーマッスル強化
症状が改善しても、支える筋力が弱いままだと再発しやすくなります。
そこで重要になるのが「インナーマッスル」です。
特に、
・腹横筋
・多裂筋
といった筋肉は、腰を安定させる役割を持っています。
深層筋エクササイズすることで、通常のトレーニングでは鍛えにくい深層筋を効率よく強化することができます。
これにより、
・姿勢の安定
・腰への負担軽減
・再発防止
が期待できます。
⑤ 自宅でできるセルフケア(安全に行うことが重要)
脊柱管狭窄症の改善には、日常生活でのケアも非常に重要です。
ただし、やり方を間違えると逆効果になるため注意が必要です。
・前かがみストレッチ(軽度)
椅子に座り、軽く前かがみになることで脊柱管が広がり、神経の圧迫が軽減されます。
※反らす動きはNG
・お尻・太もものストレッチ
・梨状筋ストレッチ
・ハムストリングスストレッチ
これにより神経の通りが改善し、しびれの軽減につながります。
・適度なウォーキング
無理のない範囲で歩くことは、
・血流改善
・筋力維持
に効果的です。
※痛みが強くなる前に休むことがポイントです
・長時間同じ姿勢を避ける
デスクワークや立ちっぱなしは、神経への圧迫を強めます。
30分〜1時間に一度は姿勢を変えるようにしましょう。
【重要】自己流ではなく「状態に合った施術」が必要
脊柱管狭窄症は、
・人によって原因が異なる
・症状の出方が違う
という特徴があります。
そのため、
「とりあえずストレッチ」「とりあえずマッサージ」では改善しにくい疾患です。
当院では、
・姿勢分析
・可動域評価
・神経症状のチェック
を行い、一人ひとりに最適な施術プランをご提案します。
【まとめ】脊柱管狭窄症は正しく対応すれば改善できます
脊柱管狭窄症は、確かに慢性的な疾患ではありますが、
・神経の圧迫を減らす
・筋肉の状態を整える
・姿勢を改善する
これらを適切に行うことで、症状の改善は十分に可能です。
「もう年だから仕方ない」
「手術しかないと言われた」
そのように諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。
篠崎あさひろ鍼灸整骨院では、あなたの症状に合わせた最適な施術で、痛みのない生活をサポートいたします。
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